6月のコラム②京の夏の風物詩、「鮎」

鮎

京都の美山ではこの時期になると毎年「鮎つかみ」が行われます。海から遠く三方を山で囲まれた京都の人にとってこの時期に食べれらる鮎は特別なおもてなし食材であり京の夏を彩る風物詩です。

鮎は、流れの速い清流を好み、川の河口付近で生まれます。生まれた稚魚たちは海へと下り、他の魚と違い冬眠することなく冬を越します。春になり水温が上がると群れとなって一斉に遡上しますし、清流の石につく珪藻を食みせいちょうしていきます。この食性によって西瓜にも似た香りを身体に帯びるようになります。なので「香魚」という異名もあります。私達が食べる鮎はこの時期の鮎です。一口食べれば夏の川の清涼感を感じることができます。

そんな鮎の内蔵にはビタミンAが豊富に含まれていおり、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病から私たちを守ってくれます。

旅館や高級料理店など特別な場所で食べられるイメージの鮎ですが、最近ではグリルなどを使って家庭での鮎を楽しむことができます。

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