6月のコラム①京都・大原の「紫蘇」

 

 

呼び方の異なる「紫蘇」と「大葉」ですが、実は同じものです。ただし、大葉は「青紫蘇」のみを指し、「赤紫蘇」を大葉とは言わないようです。理由は昔、青紫蘇を販売するにあたって、葉の部分を特に「大葉」と区別して呼んだことに始まるようです。

京都・大原の紫蘇は香り高いことで名高く、なんと平安時代からしば漬けの原料として重宝されています。寂光院に住んでいた建礼門院(平清盛の娘)が、里人の献上した夏野菜を塩漬けにしたことが始まりだと言われています。以来、大原はしば漬け発祥の地と言われ、名産品となりました。

紫蘇の旬は6・7月。大葉と違い、赤紫蘇は、今しか市場には出回りません。いつでも何でも手に入る昨今だからこそ、今しか食べられないものを食べて、”旬”を感じてみてはいかがでしょうか。

 

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