【雑学⑭/鉄火巻とサンドイッチの意外な共通点】

鉄火巻と言えば、真っ赤なマグロの赤身を酢飯と海苔で巻いた巻き寿司の1つ。

マグロの身の赤さが真っ赤に熱された鉄の様子に似ているため、鉄火巻と呼ばれていると言われています。

しかし、実はもう1つ名前の由来があって、これは鉄火巻の誕生にも関係しています。
もともと鉄火巻が食べられるようになったのは江戸時代のことで、主に賭博場で食べられていました。
手に汗握ってサイコロを振る賭博場で食事をするのに、片手で手を汚さずに食べられる鉄火巻は好都合だったようです。普通の寿司を手でつかめば米粒が付着したりしてしまいますが、海苔で包まれているので手が汚れなかったのです。

そして賭博場の別名が、「鉄火場」でした。嘘か誠か、熱された鉄のように熱い勝負をしたためそう呼ばれたとか。
そのため、鉄火巻と呼ばれるようになったという説もあります。

さて、そんな鉄火巻とサンドイッチには何の共通点があるのか。
それは、サンドイッチも賭け事の場で食べられたのが始まりだという点です。

サンドイッチが、18世紀のイギリスの伯爵、「サンドイッチ伯爵」の名前に由来していることは有名です。
伯爵はトランプが大好きだったそうで、当時はトランプと言えば賭け事のこと。食事で勝負を中断したくなかった伯爵が、薄切りのパンに肉などをはさんだものを作らせ、それを片手にトランプに興じたところからサンドイッチが生まれたようです。

つまりサンドイッチもまた、鉄火巻と同じように賭け事の場で手を汚さず片手で食べられたわけです。
これが両者の意外な共通点でした。
 
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