1年の半分、ぼちぼちと田植えの終わる半夏生も過ぎましたね。 今ごろは里山の風景もガラリと変わり、青田の葉がゆらゆらと風に揺られ、命の輝きを感じさせてくれます。 そんな風景の広がる夏の里山、丹波篠山にお教室のみなさんと黒豆植えに行ってきました!
今回の黒豆植え、お正月のお節料理に欠かせない黒豆煮を自分たちが植えたお豆さんで炊こう!との思いつきからスタート。秋にはその黒豆を枝豆で収穫して味わい、さらに熟した黒大豆を収穫。お教室でみなさんと一緒に炊く、という長期計画のレッスンです。
その第一歩の豆植え。6月29日に行ってきました!
場所は丹波篠山。水清き小川のほとりに広がる田園風景も素敵な丹波ささやま垣内農園さん。
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日ごろの行いの良さを反映して(?)、前夜の雨もカラッとあがり快晴!
畑仕事は初めてという方もいらして、みなさんハイテンションで楽しまれてました。
当日は朝8時半、すまや 京おばんざい教室に集合。車2台に分乗して、藤田先生を含む総勢11名で向かいました。途中、ちょっとしたハプニングもありましたが、畑には11時過ぎに無事到着。
まずは垣内農園のみなさんに苗の扱い方、道具の扱い方、植え方を教わりながら、苗床から小さな黒豆の赤ちゃんを掘り出して準備。手動の苗植え機を使って、かわいい苗をひとつひとつ手植えしました。
土ホクホクの苗床で発芽して、本葉が伸び始めた黒豆の赤ちゃん。豆の部分が割れた双葉は、これから新芽が大きく伸びるための栄養になり、約2週間後には役目を終えてポトリと落ちるそうです。
定植の前の週、連日の夏日が続いたせいで、予想よりちょっと大きめに成長していた黒豆の苗。移植機で双葉が落ちないよう、気をつけてソッとやさしく、がポイントでした。
ところでこの黒豆、丹波篠山のほかにも北海道やコロンと大粒でホコホコもっちりとした食感の丹波篠山産の黒豆。近いところでは亀岡や南丹の「紫ずきん」や京丹波の「和知黒」、遠くは長野の「信濃黒」や北海道の「光黒」「いわいくろ」など各地の土壌に合った品種が栽培されています。なるほど、とくくりに「黒大豆」と言っても、食感や風味が微妙に違うのは、品種が違うからなんですね。 そんな黒豆の中でも、最高級の呼び声高いのが、丹波篠山で生産される「丹波黒」です。かつては幕府や宮中へも献上され、丹波黒で年貢を収めたという記録も残っています。お米と並ぶほどに価値が高いとの評価を得て、その品質を今に伝える。それが丹波篠山で育てられた黒大豆というわけです。
さてさて、そんな丹波黒。
訪れた当日はひと畝に100株ほどを植えてきました。 夏日に照らされてキラキラ光る丹波黒の苗が、とっても愛らしい!
10月にはこの苗が大きく成長して実をつけ、枝豆として収穫予定です。 収穫期には枝豆収穫ツアーのご案内もいたします。ご興味おありの方はぜひお声がけください!! ご一緒におでかけしましょう♪