【旬の食材/10月②秋の葉物野菜のスーパースター、青梗菜(チンゲン菜)!】

冬野菜が出そろうまで、秋の今ごろは葉物野菜が少ない季節です。スーパーの野菜売場に並んでいるのも、通年でハウス栽培されている小松菜や水菜、ほうれん草など定番ばかり。ちょっと緑黄色野菜不足だな・・・。そんなふうに思っていたら、ようやく出ました!秋の葉物野菜、青梗菜です。

チンゲン菜

青梗菜は抗発ガン作用や免疫賦活作用のあるβ-カロテンを豊富に含み、髪や肌細胞を活性したり、肺やノドなど呼吸器系の粘膜を守る働きがあると言われています。

他にも、運動による疲労回復や血圧を安定させるカリウム、骨を丈夫にしてイライラを解消してくれるカルシウムも豊富。疲労回復や風邪の予防、美肌効果のあるビタミンCを多く含んで、それでいて100gあたり6kcalのローエネルギー。まさに秋に食べるべき最強の葉物野菜なのです。

さてさて、スーパーに並んで、どれも同じに見える青梗菜。葉の色が濃く、根本からのびる白い軸が短めのものを選ぶのがポイント。葉にぽってりとした厚みがあり、株の根元あたりがふっくらと大きく膨らんでいものの方が、甘みが強いです。

使い残しを冷蔵庫に入れておくと、葉が黄色く変色してしまいますが、これは栄養が落ちている証拠。新鮮なうちに調理して食べてあげてくださいね。

もしも保管する場合は、濡れた新聞紙などに包んでビニール袋に入れて、株元を下に立てて冷蔵庫の野菜室に。野菜の保管は、畑に植わっている姿と同じに、の基本をお忘れなく!です。最近は小さな株のミニ青梗菜も出回っていて、こちらは姿のまま丸ごとゆでて、肉料理の添え物にしたり、蒸し物にそのまま入れたりして、面倒なく使い切れるのでおすすめ。

青梗菜とツナの豆乳シチュー

保存食として常備しているツナ缶を使ったシンプルなシチュー。

肌寒い秋の夜に、ササッと作れるほっこりあったかメニューです。

[材料(4人分)]

青梗菜 2~3株

タマネギ 1/2個

ツナ缶 1個

コンソメスープの素 適量

豆乳 200cc

コーンスターチ(または片栗粉) 適宜

塩・コショウ 各適宜

[作り方]

①    鍋にサラダ油(分量外)を入れて火にかけ、スライスしたタマネギを入れてしんなりするまで炒める。

②    水(分量外)を加えて沸騰させ、コンソメスープの素を加えて溶けたら、食べやすい大きさに切った青梗菜を加えてフタをする。

 

③    青梗菜がしんなりしたらツナ缶を入れて煮込み、水溶きコーンスターチ(なければ片栗粉)を加えてトロミをつけて、仕上げに豆乳を加えてひと煮立ちさせて塩・コショウで調味する。

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